▼水軍のふるさと因島
因島水軍城は、因島村上氏が残した武具や遺品、古文書など歴史資料を展示している資料館です。 水軍のふるさと因島にふさわしいものをと歴史家「奈良本辰也」氏監修により昭和58年(1983年)に建設されました。
水軍城は片苅山（標高124m）の中腹に建てられています。この位置に、過去に天守が存在していたことはなく、いわゆる村上水軍（村上海賊）の観光開発のためランドマークとして建設された城郭風建築物です。
▼広島県重要文化財の常設展示
●白紫緋糸段縅腹巻1頷、室町時代末期の作。村上吉充が小早川隆景より拝領したと伝えられています。 村上 吉充（むらかみ よしみつ）は、戦国時代から江戸時代にかけての水軍武将。因島村上氏の第6代当主です。
●村上家古文書3巻。中世因島を中心に村上水軍の村上家に伝わる古文書で荘園関係文書や宛行状、書簡状など51通 。因島の荘園に関する資料で鎌倉時代から戦国時代までのもの。村上氏伝来の古文書です。
●金蓮寺在銘瓦4枚。宝徳2年(1450)金蓮寺の御堂上ぶきのことをしるした互 丸瓦1枚、かんぶ3枚。村上吉資が宝徳2年（1450年）金蓮寺御堂上葺を箆書した丸瓦と棟瓦。箆書とは瓦を焼く前に文字を記すことで、結縁の名から伯耆大山の僧侶のものも記されています。
因島水軍城の概要データと地図
名 称：因島水軍城
住 所： 〒722-2211広島県尾道市因島中庄町3228-2
w e b：https://kanko-innoshima.jp
電 話： 0845-24-0936
営業時間：9:30～17:00
定休日：毎週木曜日(祝日除く) 12月29日～翌年1月1日まで
