▼大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の概要
大山祇神社は大三島(おおみしま)の西側、宮浦(みやうら)に位置しています。境内中央には樹齢約2600年の大楠(国指定天然記念物楠群)が神木として鎮座しており、時の流れを忘れるほど神秘的な空間が体感できるパワースポットです。
天照大神の兄神で日本建国の大御神の大山積神(おほやまつみのかみ)を祀る海の神、武人の神として歴代の朝廷や武将たちから広く崇拝を集めており、かつて戦に赴く武将たちが武運を祈り、参拝し出陣したと伝えられています。
その際に戦勝祈願や謝礼として多くの武具が奉納されてきたそうです。大山祇大神境内には、これらを展示した宝物館があり、全国で国宝を始め重要文化財に指定されている武具や甲冑類のうち8割が収蔵されているといわれています。

▼日本総鎮守
大山祇神社は日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社あまりの分社を持つ神社です。その起源は今からおよそ2600年前に遡ります。
神武天皇御東征にさきがけて、御祭神、大山積大神の子孫小千命が先駆者として伊予二名国(四国)に渡り瀬戸内海の治安を司どっていたとき芸予海峡の要衡である御島(大三島)を神地と定め鎮祭したことにはじまると伝えられます。