プリミティブ・モアレ(ぷりみてぃぶ・もあれ)

プリミティブ・モアレPrimitive moire

▼プリミティブ・モアレの概要

Primitive Moireと綴り「プリミティブ・モアレ」と読むアートショップです。

店の前にある黒板には白墨(チョーク)を使った、逆モノクロのチョークアート(作家談:ハカナ画)が描かれています。毎週少しずつ、作家が書き足して数週間で完成したら消してしまい、新しく次のモチーフを描きはじめます。


プリミティブ・モアレ(ぷりみてぃぶ・もあれ)

▼白墨のハカナ画とは?

作家曰わく、「ハカナ画」と名付けられた、チョークアート。緑の黒板に逆モノクロの白墨を使って、陰影を付けた立体感があるタッチで、独特の世界観を表現しています。描き上げたら、消すことで完成とするハカナ画を見ているとチベット仏教の砂曼荼羅を思い出します。


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▼チベット仏教の曼荼羅・・・

艶やかな砂を使って、仏陀が到達した悟りを具現化した曼荼羅画を描く、そして完成すると壊して川に流すのがチベット仏教の砂曼荼羅画。

アートとして曼荼羅を完成させることが目的ではなく、諸行無常の無を表現するために、壊すことで完成する曼荼羅画と、プリミティブ・モアレの画伯が描く「ハカナ画」が重なってしまいます。

毎週ココを通る、観光客には育つ白墨絵が楽しめる。一期一会の観光客は、その瞬間の白墨絵を記憶に留め、完成するであろうイメージがそれぞれのアタマの中に描かれるんだろうな。それもまたハカナ画に込められたメッセージなのかもしれないです。


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▼白墨と黒板消しと綿棒・・・

チョークアートって入り口のハードルは低そうに見えますが、奥が深い。普通は白いキャンバスに線や色をプラスして描き上げます。しかし、チョークアートは深い緑の闇に、白墨で色を消して物体を描き、その線をぼかすことで立体感を醸しだします。

町ゆく人が、つい足を止めてしまう画伯の制作風景。画伯の描くチョークアートのファンでありながら、その儚い作品の命を惜しんでいる自分に「ワシの人生修行、まだまだやな」と反省の日々を送っています。


プリミティブ・モアレの地図とデータ

名 称:プリミティブ・モアレ(ぷりみてぃぶ・もあれ)

住 所:〒722-0035 広島県尾道市土堂1-3-24

w e b:http://primitivemoire.apap.co4.jp/

電 話:0848-25-2258

営業時間:11:00~18:00(土日のみ)

定休日:月曜日~金曜日

*表記データは取材当時の内容となっていますのであらかじめご了承ください。最新情報は、web検索や電話などで確認してください。