▼友愛の水とは・・・
上島諸島(愛媛県弓削島、生名村、岩城村)では、水不足に悩まされてきました。愛媛県と広島県が話し合い、広島県三原市から海中水道を施設し上島町の各家庭に水が届くようになったのです。感謝の気持ちをこめて、上島町ではこの水を「友愛の水」と呼んでいます。
▼県境を越える水道水
海底送水管により、島々では慢性的な水不足が解消され上島町民の生活は一転しました。この命の水に感謝を込め歴史にとどめるべく記念の公園をつくり、記念碑を建立し、未来永劫忘れることのないよう心に刻んでいます。
▼芝生の広場と水生植物
「友愛の水」記念公園は、弓削港の桟橋から徒歩で約3分。弓削島循環線(県道172号線)沿いにあります。
▼雨乞いの踊りが残る弓削島
瀬戸内海気候により、雨が少ない弓削島では雨乞いの踊りが伝承されています。海水淡水化・小規模ダムの建設・島外からの買水などが一挙に解決されるに至ったのが「友愛の水」なのです。
▼広島三原から海底管で通水
全国でも例がなかった県境を越えた水道事業。広島県から上島諸島へ分水してもらった経緯がまとめられたパネル展示。読めば納得、水不足に悩まされた島民の夢が叶った「友愛の水」のありがたさが伝わるパネルですぞ。