尾道大橋は広島県尾道市(本州側)と向島を結ぶ全長385mの海上道路橋です。片側1車線の対面通行の橋で左右両側に歩道も設置されています。
尾道大橋(おのみちおおはし)国道317号を構成する海上道路橋です。1968年3月に尾道大橋有料道路として開通しました。2013年3月31日に料金徴収期間満了を迎え、翌日の4月1日に無料開放され現在は無料で通行できます。
尾道本州本土側と向島の間にある尾道水道を渡り、西側55mに並行する双子橋「新尾道大橋」が「しまなみ海道」の有料自動車専用橋、そして尾道大橋は歩行者・自転車も渡ることのできる生活道路と地元では使い分けられています。
尾道大橋の歩き方(原付・自転車道および歩道の解説)
▼自転車の方には渡船がオススメ
尾道市の本州本土側からしまなみ海道で四国の今治を目指す場合、最初に渡るのは向島(むかいしま)となります。しまなみ海道1本目の橋、尾道大橋を渡れば良いのですが、自転車道が整備されておらず歩道も極端に狭いため危険を伴います。渡船の利用がおすすめです。
尾道~向島への渡船のリンク
▼旧国道2号線の尾道大橋入口交差点
渡船はイヤだ!どうしても橋を渡りたい!というならば旧国道2号線を尾道駅から2.3kmほど東(福山方面)に進むと、尾道大橋入口というT字路交差点を左折してください。急な勾配の登り坂が続きますが道なりに1.3km進めば尾道大橋に到達します。くれぐれも自動車に気をつけて下さいね。
▼歩道には斜張橋のワイヤーロープ
尾道大橋は昭和43年に開通した年代物の国道橋です。片側1車線の狭い対面通行型の橋ですから車輌も追い越し禁止のイエローライン規制されています。歩道もあるんですが、橋を斜張しているワイヤーロープが歩道を専有している場所もあります。車椅子なども通行できないほどの狭さです。
▼向島側にはトイレ施設があります
尾道大橋走行中、左手には尾道水道の両側にならぶ造船所や、松永湾などの景観が素晴らしいですが駐停車は禁止です。尾道大橋を注意して走り抜ければ、左手の路側帯にパーキングエリアがあります。売店などはありませんが自販機とトイレが完備されています。
▼因島大橋へは外周ルートがオススメ
国道317号線のT字路交差点(二番潟)を右折してそのまま道なりに進むと2番目の橋、因島大橋(いんのしまおおはし)への自転車道への分岐点がある立花という町につながります。
Googleマップや観光ガイドマップなどを見ると、向島の島内中央部をショートカットできそうな道も存在します。しかしいずれもアップダウンがきつく、実際の走行距離も変わりません。推奨されている外周ルートをそのまま走ることを強くオススメします。外周ルートはアップダウンがほとんどないばかりか、通行量もガクンと減って、瀬戸内海の海沿いの風光明媚な景色が楽しめます。
尾道大橋の地図とデータ
名 称:尾道大橋(おのみちおおはし)
所在地:広島県尾道市(起点側:尾道市尾崎町 - 終点側:尾道市向島東町)
出典:国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省