多々羅大橋(たたらおおはし)

多々羅大橋Tatara Bridge

多々羅大橋(たたらおおはし)は広島県尾道市生口島と愛媛県今治市大三島を結ぶ全長1480mの道路橋で西瀬戸自動車道「しまなみ海道」を構成する橋梁です。

多々羅大橋(たたらおおはし)は2017年現在、中央支間長890mで国内では最長の斜張橋です。完成した1999年当時は世界最長の斜張橋でした。その時世界第2位の斜張橋だったフランスのノルマンディー橋(中央支間長856m)と姉妹橋縁組みをしています。

多々羅大橋の歩き方(原付・自転車道および歩道の解説)

瀬戸田~サンセットビーチ

▼瀬戸田~サンセットビーチ

生口島の県道81号線瀬戸田サンセットビーチを通過して約2km、多々羅大橋の手前にレモンがディスプレイされたベンチや看板が立ち並ぶサイクリングロード入り口が見えてきます。


レモンでわかりやすい進入路

▼レモンでわかりやすい進入路

この休憩所にはトイレもあります。しまなみ海道で一番わかりやすくて、一番便利なサイクリングロード入り口分岐点であることは間違いないと思います。

さて、多々羅大橋へ向かいましょう。


写真を撮ったらレーサー気分

▼写真を撮ったらレーサー気分

しまなみ海道のサポート企業群のコマーシャル看板がズラリと並んでいます。ここを走り抜ける写真を撮ったら「プロっぽいサイクリスト」が演出できてでSNSウケすること間違いなし。


しまなみ海道で一番美しい橋

▼しまなみ海道で一番美しい橋

多々羅大橋は優雅で洗練された機能美を兼ね備えています。筆者の個人的な意見ですが、しまなみ海道の中でダントツで一番美しい橋だと思います。


多々羅大橋~サイクリストの聖地

多々羅大橋~サイクリストの聖地

多々羅大橋を大三島側に渡って、平地まで坂を下ってくると、道の駅「多々羅」そして、サイクリストの聖地につながっています。

ここから多々羅大橋を振り返ると瀬戸内海に架橋された美しすぎる景色が堪能できます。


▼多々羅大橋の「多々羅」の由来とは?

多々羅大橋の多々羅とはいったいどういう意味が込められているのだろう。疑問に思った筆者はとりあえずググってみました。諸説あるようですがその検索結果を紹介しておきましょう。

「橋の名称は、基本的には直下の海峡の名称を使用することとしています。 したがって、多々羅大橋の名称も直下の多々羅海峡から命名しております」(本州四国連絡橋公団広報課説)

「多々羅の橋名由来は、大三島側にある「多々羅磯」の大岩盤を橋脚基盤にしたため」(船匠の長光退治さんの説明)という理由などがヒットしました。

さっそく、多々羅海峡という今まで聞いたことのない海峡を探してみましたがヒットしません。ただし、Google社の地図によると愛媛県の大三島側の多々羅大橋直下(北緯34.258,東経133.057)の先端に多々羅岬という地名を発見しました。

多々羅磯が、いつの間にか地図上で多々羅岬に書き換えられたのは大人の理由があるのかもしれないですね。もうすこし、地元で聞き取り調査をしてみます。(初稿:2017年10月3日)


多々羅大橋の地図とデータ

名 称:多々羅大橋(たたらおおはし)

所在地:起点側:広島県尾道市瀬戸田町垂水 終点側:愛媛県今治市上浦町井口


多々羅大橋(たたらおおはし)の空中写真

出典:国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省