新尾道大橋は広島県尾道市(本州側)と向島を結ぶ全長546mの自動車専用橋で西瀬戸自動車道「しまなみ海道」を構成する橋梁です。
新尾道大橋(しんおのみちおおはし)には、原付・自転車道・歩道がありません。55m東側に並行隣接する尾道大橋には歩道はありますが交通量が多く高低差もあり細くて危険を伴います。尾道の本州本土側から向島へ移動は自転車及び歩行者の方には、渡船の利用をおすすめします。
新尾道大橋には「原付・自転車道および歩道」はありません
新尾道大橋への進入は、福山バイパスの新国道2号からに限定されています。したがって旧国道2号線の尾道大橋入口から「新尾道大橋」に進入できません。
そのため、国道2号線からしまなみ海道への案内標識は並行している架橋「尾道大橋」を渡った先の「向島」のほぼ中央にある向島インターチェンジとなっています。
▼近隣諸島から通勤通学する地元車輌は、無料の尾道大橋を渡る?
朝と夕方の通勤通学時間帯に向島の一般道では不思議な渋滞現象が起こります。無料で一般開放されている「尾道大橋」を利用するため近隣の島からの一般車が通過のため一時的に通行量が増えてしまうための渋滞なんです。
▼交通量が増えた向島の受難
新尾道大橋ならば西瀬戸尾道インターから向島インターチェンジまで普通車で300円(軽自動車250円)課金されてしまいます。
片道わずか300円ですが、毎日通勤通学にしまなみ海道を利用して本州本土と島嶼部を行き来する地元民には大きな負担なのです。ですから無料で渡れる尾道大橋に通勤ラッシュのクルマが向島の一般道に流れ、交通集中による渋滞が毎日起こっているのです。
▼姉妹橋が並行する珍しい景観
尾道大橋が完成した昭和43年(1968年)には通行するマイカーも少なかったのでしょう。片道1車線で歩道も細い配置となっています。
そしてしまなみ海道を計画する際に、行政は新尾道大橋の並行架橋に着手。わずか55m東西に離れた姉妹橋が仲良く並んでいます。
新尾道大橋の地図とデータ
名 称:新尾道大橋(しんおのみちおおはし)
所在地:広島県尾道市(起点側:尾道市尾崎町 - 終点側:尾道市向島町)
出典:国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省