尾道渡船(兼吉渡し) 尾道:土堂~向島:兼吉

尾道渡船Onomichi Tosen Ferry

▼尾道渡船(兼吉渡し)の概要

「日本一短い船旅」というキャッチフレーズで注目を集めている尾道渡船は地元の皆さんに「兼吉渡し」(かねよしわたし)とか「公営渡船」とも呼ばれています。NHK連続テレビ小説「てっぱん」のロケ地としても有名です。


尾道渡船の運航時刻表 始発と最終

▼尾道渡船の運航時刻表 始発と最終

始発は朝6:00~最終は向島発が22:25、尾道発向島行きが22:30です。

時刻表は存在しませんが、始発から最終まで約10分間隔(通勤通学ラッシュ時は5分間隔)で往復運航しています。乗客の乗り込みを待って出航し、約4分で対岸のフェリーのりばに到着します。


尾道渡船の手荷物・自転車もバイクも10円追加です

▼自転車もバイクも10円追加です

片道運賃は大人100円、小児50円です。手荷物運賃として自転車10円、バイク10円が加算されます。大人ひとり110円でサイクリング自転車に乗ったまま乗船できます。バイクも同じく110円です。

車輌は4m未満が120円です。普通車5m未満なら130円となります。運転手1名の運賃を含んでいますが、同乗者の運賃は加算されます。

例えば5m未満の普通車にひとりで乗船すれば130円ですが、助手席に子供さんがひとりいれば小児50円追加で180円。大人2名の同乗者がいたら100円 × 2名 = 200円追加で330円となります。

▼高めの運賃で混雑を避ける?

同じく、向島と尾道を結ぶ福本渡船フェリーが同一区間を大人ひとり4割引の60円で運航しています。自動車での利用も尾道渡船が120円に対して、福本渡船フェリーは100円です。尾道渡船は高額な運賃設定なのです。

わずかの金額差ですが毎日、定期券で乗船する地元の通勤通学客は福本渡船フェリーを使う傾向があります。朝と夕方の通勤通学ラッシュ時で混雑の渋滞を避けるなら、この尾道渡船を利用するとよいでしょう。


尾道側の尾道渡船フェリーのりば

▼尾道側の尾道渡船フェリーのりば

同区間を運航している福本渡船フェリーや尾道駅前渡船に比較してJR尾道駅から徒歩で15分と離れていますが、サイクリング自転車ならばわずかな距離です。尾道本通り商店街の中心にある尾道側のフェリーのりばから向島へ渡ることができます。

チケットを購入する必要はありません。船内で料金が徴収されます。スイカやイコカなど交通系電子マネー、Edy、クレジットカードは利用できませんので小銭を用意して乗船して下さい。


向島側のフェリー尾道渡船のりば

▼向島側のフェリー尾道渡船のりば

大林宣彦監督の新尾道三部作「あした」の舞台となった呼子丸の待合所のロケセットが兼吉渡し(尾道渡船)のバスの待合所に利用されています。

向島側のフェリー乗り場の隣には備三(びさん)タクシーの営業所があります。しまなみ海道周遊や高見山展望台に向かう観光タクシー料金プラン、貸し切り料金なども用意されているので料金や詳細を問合せして下さい。

備三タクシー 0848-37-2800
web https://www.bisan.jp/

太平交通 0848-44-1600
web https://taihei-kotsu.com/

公共交通機関のバス(尾道バス)が利用できる向島のタウンバスの停留所が隣接しています。安価に利用できるタウンバスですが、1日に数本しか運航しておらず、利用できるタイミングは奇跡的な確率となります。また、日曜日と祝日は運休なのでご注意を!


尾道渡船(兼吉渡し)のデータ

運航区間:尾道:土堂~向島:兼吉

時 刻 表:6:00~22:30

旅客運賃:大人100円、小児50円

手 荷 物:自転車10円、バイク10円

車輌運賃:4m未満120円、5m未満130円、(運転者1名の運賃を含む)

運航会社:おのみち渡し船株式会社(おのみちわたしぶね)

連 絡 先:〒722-0035 広島県尾道市土堂二丁目10番3号 TEL 0848-38-7761

尾道渡船(兼吉渡し) 尾道側の向島行きフェリーのりば


尾道渡船(兼吉渡し) 向島側の尾道行きフェリーのりば

*表記データは取材当時の内容となっていますのであらかじめご了承ください。最新情報は、web検索や電話などで確認してください。