▼歌フェリー(歌戸運航) の概要
尾道市向島の歌港から対岸にある尾道市浦崎町の戸崎港を結ぶ歌戸運航のフェリーは地元の皆さんから「歌フェリー」とか「歌渡し」と呼ばれています。尾道市の浦崎町は、隣接する広島県福山市の飛び地です。
▼歌フェリーの時刻表 始発と最終
歌フェリーの始発は平日 朝6:30~最終は19:30です。日祝は 朝7:00~最終は18:00となっていますのでご注意下さい。
時刻表は存在しませんが、始発から最終までひんぱんに往復運航しています。朝夕の通勤ラッシュには乗客の乗り込みを待って出航し、約5分で対岸のフェリーのりばに到着します。
閑散時間帯はお客さんが乗ったら対岸へ向かうシステムです。このためタイミングによって対岸で客待ちしているフェリーをずっと待ち続けることになるため、画期的なフェリー呼び出しボタンが最近登場しました。
▼対岸の歌フェリーを呼出すボタン
お客さんの少ない閑散時間帯は歌港側、戸崎港側それぞれのフェリーのりばに設置されている押しボタンを押すと、港に備え付けられた回転灯が点灯し対岸で待機中のフェリーがすぐに迎えに来てくれます。
▼戸崎港のフェリー呼出しボタン
回転灯が点灯したのを確認したら、徒歩客やサイクリング自転車の乗船客は浮き桟橋で待機、車輌は港の待機レーンで停車してお待ち下さい。
フェリーは下船優先、つまり対岸から乗船してきた車輌や自転車、徒歩の乗船客が下船してから乗り込むのがルールです。降りる方が優先ですので順序よくお待ち下さい。くれぐれも、ピンポンダッシュなどはなさらぬようお願いしますぞ。
▼自転車込みで片道200円
片道運賃は大人170円、小児90円です。手荷物運賃として自転車30円、原付バイク60円、自動二輪90円が加算されます。大人ひとり200円でサイクリング自転車に乗ったまま乗船できます。原付バイクならば230円です。
車輌は普通車が310円です。車の長さによって微妙に課金が変わりますが40円とか50円という差額です。運転手1名の運賃を含んでいますが、同乗者の運賃は別途加算されます。
チケットを購入する必要はありません。船内で料金が徴収されます。スイカやイコカなど交通系電子マネー、Edy、クレジットカードは利用できませんので小銭を用意して乗船して下さい。
▼歌港側の歌戸運航フェリーのりば
尾道の対岸に浮かぶ向島(むかいしま)の東端に位置する歌港(うたこう)にフェリーのりばがあります。
尾道市向島支所から県道377号線を東に4.5km、車で約10分の場所にあります。尾道東部漁協の研修場を右に曲がってすぐの三叉路を左に進むと海岸にでてください。そこから海岸通りを500m進んだ左手にフェリーのりばがあります。
▼戸崎港側の歌フェリーのりば
福山市松永から県道389号線を常石、鞆の浦方面へ南下して下さい。常石の手前にある浦崎町(尾道市の飛び地)へ右折して、道越を経由して岬を先端まで進むと戸崎港へ到着します。
▼尾道のモンサンミッシェルへ最短
尾道駅前から浦崎にある尾道のモンサンミッシェル(沖の観音さま)に向かう場合の最短ルートとなります。
尾道駅前あたりからカーナビや、スマホの地図アプリで尾道のモンサンミッシェルへのアクセス路を検索すると旧2号線を東(岡山方面)に向かい、松永の街を抜けて常石に向かう県道389号線を使うルート(尾道駅から約20km)が提示されると思います。
しかし、向島の歌港を経由して歌フェリーで戸崎港へ移動すれば9.5kmなので、前述の松永経由よりも半分の距離なのです。自転車でサイクリングを楽しむならば交通量も少ないし距離も半分、そして景色も抜群なのでオススメです。
尾道のモンサンミッシェルの解説と、アクセスルートの詳細についてはサイトを参照して下さい。 https://onomichijp.com/
歌フェリー(歌戸運航) のデータ
運航区間:尾道市向島:歌港~尾道市浦崎町:戸崎港
時 刻 表:平日 6:30~19:30 日祝 7:00~18:00
旅客運賃:大人170円、小児90円
手 荷 物:自転車30円、原付バイク60円、自動二輪90円
車輌運賃:4m未満270円、5m未満310円(運転者1名の運賃を含む)
運航会社:おのみち渡し船株式会社(おのみちわたしぶね)
連 絡 先:〒722-0035 広島県尾道市土堂二丁目10番3号 TEL 0848-38-7761
歌フェリー 向島側の戸崎行き歌戸フェリーのりば 歌港
歌戸フェリー 戸崎側の向島行きフェリーのりば 戸崎港
*表記データは取材当時の内容となっていますのであらかじめご了承ください。最新情報は、web検索や電話などで確認してください。