▼乗り越えたい試練を叶えてくれる沖の観音さま
尾道市の東部、浦崎町の沖に浮かぶ観音堂です。普段は海の中にありますが、干潮になると歩いて渡ることができます。近年、尾道のモンサンミッシェルと呼ばれるようになってきました。
▼町の由来にもなった観音堂
その昔、浦崎町が複数の島だった頃、このお堂のある島が「浦の崎」にある島ということから「浦崎島」と呼ばれており、現在の町名の由来となりました。
▼無断の潮干狩りは厳禁!
干潮の時に姿を現す干潟にはアサリをはじめとする貝が生息しています。しかし地元の漁協さんが保守管理・養殖しているので、一般の方は無許可で潮干狩りや、海産物の採取をすることは固く禁じられています。
▼長靴があるととっても便利
大潮の時期、干潮の時間を狙って浦崎の沖の観音へたどり着くと、歩いて渡れる砂浜が出現します。足元を濡らすのがイヤな方は長靴持参でお詣りすることをオススメします。
▼ゆっくり落ち着いて歩こう
小島の観音堂の小島には石の階段がありますが、海草類が生えているため滑りやすいので落ち着いてゆっくり昇りましょう。
▼観音さまへのお詣りについて
観音堂を拝観するときには心を落ち着けて祈りましょう。
「こういう壁を乗り越えたいのでヨロシクお願いします」といきなり祈るのもよろしいですが・・・
「私は△△に住む、□□と申します。ただいまこういう試練に立ち向かっています。乗り越えられるように▽▽しています。どうか、見守って下さい」。
まずは自己紹介をして、乗り越えたい試練の内容と打破するための施策を公言してから祈りを捧げることにより、自分の目標も再認識することができるので、筆者は後者でお祈りするようにしています。
▼干潮時には景色が変わります
干潮時と満潮時ではまったく違う景色になります。沖の観音さまの背景になっているのは福山市の常石造船さんです。
▼観音堂から浦崎海岸
沖の観音道のある小島の頂上から、浦崎の海岸を見た景色です。
普段と全く違った景色に見とれるのもよいですが、引き潮が終わったら、今度は潮が満ちてきます。ホドホドにして、陸地に引き上げて下さいね。
▼引き潮でも渡れない日 New
潮の満ち引きは、月の影響を受けます。干満の差が大きい日は「大潮」、逆に干満の差が少ない日を「小潮」と呼びます。大潮の引き潮時には陸地と沖の観音さまが陸続きになりますが、小潮の日は干潮でも海水に覆われます。
写真は、2018年11月16日に小潮の干潮時間(午前10時)に撮影しました。
▼尾道のモンサンミッシェルへのアクセス【重要】
尾道の市内からカーナビや、スマホの地図アプリで尾道のモンサンミッシェルへのアクセス路を検索すると旧2号線を東(岡山方面)に向かい、松永の街を抜けて常石に向かう県道389号線を使うルート(尾道駅から約20km)が提示されると思います。
筆者は撮影のため何度も訪問しましたが、向島をショートカットするルートを毎回使っています。尾道駅からならば福本渡船(フェリー)で向島に渡って、県道377号線を東に歌港(うたこう)向かいます。
この向島・歌港から対岸の浦崎・戸崎港(とざきこう)まで歌戸運航(株)のフェリーを使います。戸崎港から県道365号線で浦崎・満越(みつごえ)のソーラー発電所経由で、南側の海岸通りに出て厳島神社を越えて1.3km進めば、沖の観音・尾道のモンサンミッシェルへたどり着きます。
※尾道とモンサンミッシェルへの最短ルートについて詳しくまとめたページはコチラからどうぞ。 https://onomichijp.com/
このルートならフェリーの移動を含め9.5kmなので、前述の松永経由よりも半分の距離にショートカット可能なのです。自転車でサイクリングを楽しむならば交通量も少ないし距離も半分、そして景色も抜群なのでオススメです。
ただし!歌港~戸崎港のフェリーの運航時間は早朝6時半~夕方7時頃なので、モンサンミッシェルへ朝日を撮影しに行くなどの目的があるならば、松永経由で計画して下さい。
沖の観音・尾道のモンサンミッシェルの地図とデータ
名 称:尾道のモンサンミッシェル(浦崎・沖の観音)
住 所:〒720-0551 広島県尾道市浦崎町
w e b:https://www.facebook.com/okinokannon/