▼浜ノ浦隧道(はまのうらずいどう)の概要
太古の昔から年月をかけて大地が育んだ岩盤を「岩をも砕く熱意」と「あきらめない執念」が詰まった手彫りの隧道(ずいどう:トンネルの意味)です。
夏は涼しく、冬は暖かい岩子島の手彫りのトンネル。岩石パワースポットとして注目を集めています。

▼浜ノ浦トンネル西側入り口
自動車も通行できる幅はありますが、すれ違いは不可能なので、対向車を確認しながら進みます。

▼パワースポットとして・・・
インスタ映え間違い無しのパワースポットとして人気上昇中。
平日は、車の通行量が少ないので三脚を立てて撮影できますが、地元の皆さまの交通をジャマしないように気を付けてくださいね。

▼ゆるぎ岩へのアクセスについて
浜ノ浦トンネルの東側入り口手前にある映画ふたりのロケ地を示す看板です。トンネルを通り抜けると、海上の大鳥居で有名な厳島神社です。
トンネルを使わずに、右手の山道を登ると名勝「ゆるぎ岩」へのアクセス路となっています。ゆるぎ岩への山道は健脚向きのトレッキングルートなので、山歩き初心者にはオススメできません。経験のあるパートナーと、装備をきちんとして登るようにして下さい。
▼浜ノ浦トンネルメモ
浜ノ浦隧道は長さ70m、素掘り(吹付け・無巻き)、矢板工法で1958年(昭和33年)に完成したトンネルです。
素掘り:トンネルのアーチ側壁部が覆工コンクリートで被覆されていないトンネルのことであり、吹付けトンネル・無巻トンネルの総称です。
※吹付けトンネル:トンネル内面が吹付けコンクリート(または吹付けモルタル)仕上げのトンネル。
※無巻トンネル:トンネル内面に地山が露岩しているトンネル。
トンネル工法解説は尾道市のトンネル修繕計画(平成30年3月)より抜粋