▼宮崎駿監督の助言で古民家再生
福山市鞆の浦にあるスタジオジブリの宮崎駿監督がデザイン画を提供したという宿が福山市鞆の浦にあります。古民家をリノベーションし「御舟宿 (おんふなやど) いろは 」と名付けられたお店を紹介します。
「御舟宿 いろは 」では鞆の浦名物の新鮮な鯛を使った料理が味わえます。ランチタイムは、宿泊客でなくても予約なしで鯛茶漬けが召し上がれますぞ。
▼名物 鯛茶漬け
一番人気のメニュー「いろは御膳」は、鯛漬けをメインとした膳です。
鯛漬けは、鯛の切り身を酒・昆布などに漬け込んだヅケを使います。最初はわさび醤油で鯛を味わい、後から土瓶のダシをぶっかけてお茶漬けでいただきます。
▼鯛味噌とウズラ卵をトッピング
鞆の浦名物の鯛味噌やウズラの卵を鯛茶漬けに載っけて味の変化を楽しめます。
「いろは御膳」(1,450円)は、鯛漬けのほか、ごはん、口取り、和風総菜小鉢、香物、茶漬け用のダシ汁がセットされています。
▼古民家の風情を残した店内
江戸末期に建てられた古民家が空き家となり、朽ち果て取り壊し寸前だった「旧魚屋萬藏宅」をNPO法人が待ったをかけたのが2004年。
その後、映画の構想中に鞆の浦に滞在中だった宮崎駿監督の助言・デザイン画を元に大改修。2008年 (平成20年)に「御舟宿いろは」としてオープンしました。
▼いろは丸事件の交渉場所
1867年5月(慶応3年4月)に、坂本龍馬氏が率いる海援隊が操船する「いろは丸」と、紀州藩の「明光丸」が衝突し、いろは丸が沈没してしまいました。
龍馬氏と紀州藩のあいだで賠償の談判(交渉)がおこなわれました。
その時に使われた民家がこの「旧魚屋萬蔵宅」なのです。詳しくは尾道まちかど広報室の旧魚屋萬藏宅のページをご覧ください。(https://onomichijp.com/)
御舟宿いろはの地図とデータ
名 称:御舟宿いろは 旧魚屋萬蔵宅
住 所:〒720-0201 広島県福山市鞆町670
w e b:https://www.tomo-iroha.jp/
電 話:084-982-1920
営業時間:11:00~14:30
定休日:火曜日
*料理や価格、お店のデーターなどは取材した2021年8月の内容です。最新情報はお店に電話するなどして確認してください。