▼三原焼きのルーツはモダン焼き
麺入りのお好み焼のことを「モダン焼」と呼ぶ三原市の習慣。そのルーツを調べてみると「帝人」や「三菱」という大企業の出張者にたどり着くそうです。
関西では麺入りのお好み焼きを「モダン焼き」と呼びますが、三原にやってきた関西系の出張者さんの呼び方が三原で定着したそうです。
▼ふくちゃんの三原焼き
一般的な広島のお好み焼きといえば、小麦粉を丸く伸ばした生地、キャベツ、具材、麺と仕上げの玉子という順番で「層」になっています。しかし、ここ「ふくちゃん」の三原焼きはちょっと違うんです。
▼まずは、焼きそばを炒める?
まずは、てんこ盛りのキャベツに天かす、ネギ、ニンジン(紅ショウガではない)などの野菜と麺(焼きそば or 焼きうどん)をウスターソースで炒めて準備しておきます。
▼水溶き小麦粉を丸く伸ばす
焼きそばが焼けたら、水溶き小麦粉を丸く伸ばして魚粉をたっぷりふりかけて、その上に焼きそば(焼きうどん)をのせます。
▼三原焼きは鳥モツを具材に
写真では豚のバラ肉が載っていますが、三原焼きは鳥モツ(肝・砂ずり・ハツ・ひも・きんかん)を具材に使います。
焼きそばの上に具を乗せたら、少量の水溶き小麦粉を垂らして、ひっくり返します。
▼小麦の生地で蒸し焼き
あらかじめ焼いておいた野菜たっぷりの焼きそばを、小麦粉の生地で蒸すような状態となります。
▼鉄板プレス?
ここで、まさかの重し鉄板が登場。漬け物石より重いと推察できる、分厚い鉄板で焼きそばをプレス焼きします。
▼玉子のトッピング
仕上げに、玉子を鉄板に割り落とし半熟状態のたまご卵焼きにお好み焼きを載せてすばやくひっくり返します。
▼「中間醸造」謹製テングソース
広島発、全国区で有名なオタフクソースではなく、三原市発の「テングソース」を使うのが三原焼きの定番。お客さんのお好みでオタフクやマヨネーズも用意しているそうです。
▼スパイシーなテングソース
ボテッとソースを載っけて、お好み焼きの縁から鉄板にジュワッと落ちて焦げるその音と香りで失神しちゃうぞ
▼モダン焼き 豚玉そば入り
いざ実食。うーん、テングソースがスパイシー。キャベツたっぷりでとってもヘルシーな気がします。
▼三原大橋で沼田川を渡れ
さて、お店の場所ですが三原市内中心部から南に位置する沼田川を国道185号線で三原大橋を渡ってすぐの交差点、三原大橋南詰めの信号を左折してすぐ右。駐車場はお店の左隣にありますぞ。
ふくちゃん の地図とデータ
名 称:お好み焼き ふくちゃん
住 所:〒723-0041 広島県三原市和田1-10-34
電 話:0848−63−6176
営業時間:昼 11:00~14:00 夜 17:00~19:00
定休日:木曜日
*料理や価格、お店のデーターなどは取材当時の内容となっています。あらかじめご了承ください。最新情報はお店に電話するなどして確認してください。