西國寺〔真言宗〕その名は「西国一の寺」に由来する
西國寺は天平年中、行基菩薩創建と伝えられ、真言宗醍醐派の大本山です。ある日、尾道に立ち寄られた行脚の中の行基はその夜、加茂明神の霊夢を見て、その御告げによってこの地に開山(西暦729年)したと言い伝えられます。
1066年に本堂炎上、行基作の本尊薬師如来も焼滅しましたが、1081年(永保元年)、平安朝白河天皇の勅命により再建今に至ります。伽藍の規模は正に西国一という意味を込め、西國寺と名付けられました。
▼タンク岩からは尾道の眺望
西國寺山(摩尼山)には「摩尼山八十八ケ所」として道中に地蔵が安置されており、頂上付近のタンク岩からは尾道の眺望を楽しむこともできます。
西國寺は「尾道七佛めぐり」のお寺のひとつにも数えられています。
▼大わら草履で名高い仁王門
大わら草履で名高い仁王門をくぐると、春そこは桜の回廊となり、多くの方が心静かに花たちを見上げられます。山門である仁王門には室町末期作の2体の仁王像が安置されており、その健脚にあやかり2mを超える巨大な草履が奉納されています。
西國寺の地図とデータ
名 称:西國寺(さいこくじ)
住 所:〒722-0044 広島県尾道市西久保町29-27
w e b:http://www.saikokuji.jp/
電 話: 0848-37-0321
営業時間:8:00~17:00(内拝は16:30まで)