▼大わら草履で名高い西國寺仁王門
南北朝期の建築、国重文の金堂が建つ歴史と静寂が静かな境内に囲まれた西國寺【広島県重要文化財】。その山門である仁王門には室町末期作の2体の仁王像が安置されており、その健脚にあやかり2mを超える巨大な草履が奉納されています。
▼室町末期建造の仁王門
室町時代末期の桜門形式の仁王門(におうもん)。建立は1648年(慶安元年)その後、1740年(元文5年)尾道の豪商泉屋新助による大修理の棟札があります。また扁額「摩尼山」は小松宮彰仁親王の筆跡です。
▼健脚祈願の大わらじ
安置されている2体の仁王(金剛力士像)の健脚にちなんで架けられたもので、草履の大きさは2mもあります。
仁王さんのたくましい足にあやかろうと奉納されてきた、坂の多い尾道ならではの健脚祈願です。
西国寺仁王門の地図とデータ
名 称:西国寺仁王門(さいこくじにおうもん)
住 所:〒722-0044 広島県尾道市西久保町29-27
w e b:http://www.saikokuji.jp/
電 話: 0848-37-0321