▼尾道で最初に創建された艮神社
艮神社(うしとらじんじゃ)は平安時代初期の西暦806年創建で、尾道で最初にできた神社とされています。本殿の境内には樹齢900年を越える壮大な楠が生い茂っており見るものを圧倒します。大林宣彦監督監督作品の「時をかける少女」や「ふたり」のロケにも使われ、アニメかみちゅにも描かれている名物神社です。
▼鬼門封じの艮(うしとら)説
艮(うしとら)とは風水陰陽学の方角による丑と寅との中間の方角、つまり北東の方角を指します。北東は「鬼門(きもん)」にあたることから、艮神社は鬼門の方角を護るために建造されたとの説もあります。
▼大楠は天然記念物
「艮神社のクスノキ群」として広島県指定の天然記念物となっています。このうち境内の入口近く、拝殿の手前にある1株が最大で、地上から3メートルほどのところで幹が3つに分かれ、幹には苔がたくさん付着しています。これらの楠は樹齢900年と推定されています。
▼映画のロケ地となった神社
尾道出身の大林宣彦監督作品映画「時をかける少女」(1983年公開)で原田知世さん演じる主人公の芳山和子が時空を超えて降り立った場所です。
アニメ「かみちゅ!」の作中で描かれている「来福神社」は、艮神社の社殿がモデルとされています。
艮神社(うしとらじんじゃ)の地図とデータ
名 称:艮神社(うしとらじんじゃ)
住 所:〒722-0046 広島県尾道市長江一丁目3-5
電 話: 0848-37-3320