▼美可崎城(みかざきじょう)の概要
地蔵鼻(じぞうばな)と呼ばれる岬の先端部の崖の上にある美可崎城址を紹介しましょう。室町中期に因島村上水軍がここに備後・美可崎城築城し、沖合を行く船から通行料を徴収する拠点としていました。
▼村上水軍の海の関所
伝承によれば、美可崎城には因島村上氏の部将・南通弘が燧灘を航行する船舶から帆別銭、駄別銭などの通行税を徴収する奉行として、金山亦兵衛康時を城代として置いていたそうです。
美可崎城は別名、土岐城とも呼ばれていました。城の北端にある地蔵岩は、城や城主に関係する伝説を伝えています。