▼大浜埼灯台記念館(おおはまざきとうだいきねんかん)の概要
「大浜埼灯台」は、因島と向島に挟まれた海峡「布刈瀬戸」に設置された灯台です。明治後期に航行量が増え海難事故が多発したため、潮流と船の往来を信号で示す「大浜埼船舶通航潮流信号所」が灯台背面の丘に併設されています。
▼旧潮流信号所は貴重な木造建築
大浜埼灯台は 1894年(明治27年)に設置され現役で布刈瀬戸(めかりせと)の航路を照らしています。
灯台の背後に併設された3連の大浜埼船舶通航潮流信号所は、 1910年 (明治43年)に設置され 1954年 (昭和29年)まで利用されていました。
現在、灯台記念館として一般に公開されている旧信号所は木造のものとして現存しているのは国内ではここだけで、土木学会選出の選奨土木遺産(2005年度)および広島県指定重要文化財(2011年)にも選定されています。